MacOS APFSでフォーマットしたHDDがマウント出来なくなった
かなり久しぶりのブログです…😅
先日、MacBook Proに接続している2TBのHDDが突然マウント出来なくなりました。
ディスクユーティリティで見てみると、その外付けHDDがグレーで表示されている。
マウントしようとすると『com.apple.DiskManagement.disenter error 49218』とエラーが出てくる。
ちなみに自分の環境は
MacBook Pro 13-inch
MacOS Ventura 13.2.1
マウント出来なくなったHDDはTOSHIBA External USB 3.0 Media 2TB、APFSフォーマット
First Aidを試しても、やっぱりダメ。
『com.apple.DiskManagement.disenter error 49218』のエラーで検索すると、Appleのデベロッパーフォーラムに同じ症状の書き込みがあるのを見つけました。(https://developer.apple.com/forums/thread/695361?page=2)
マウント出来なくなったHDDをiPadに繋げれば、データを救出できるとあったけれど、古い64GBのiPad Proしか持っていないし、接続ケーブルが無いし、2TBのデータをiPadを利用して移動させるのはかなり大変だと思ったので、そのフォーラムに書いてある他の方法を試しました。
結果はどれもダメでした。
それで、自分で色々試して、無事にデータを救出できたので、その方法を書いておきます。
方法は簡単です。
ディスクユーティリティを起動して、ディスクユーティリティのメニューの表示から『すべてのデバイスを表示』を選択。
ディスクユーティリティのサイドバーからマウント出来なくなったHDD(グレーで表示されているはず)の上にある『コンテナdisk○』(○は数字)を右クリックして『”コンテナdisk○”からイメージ作成』をクリック。
場所でイメージファイルの保存先を指定。
フォーマットは読み取り専用にしました。(他は試していません)
暗号化はなし。
あとは『保存』を押すだけ。
1.5TBほどデータがあったので、イメージファイルの作成に半日ほど掛かりました…😅
この方法は、マウント出来なくなったHDDのデータをイメージファイルとして他のHDDかSSDに作成するので、マウント出来なくなったHDD内のデータ容量と同じかそれ以上の空きがあるHDDかSSDが必要になります。
自分の場合、Time Machineで使用していた3TのHDDがあったので、それを使用しました。
Time Machineで、このマウント出来なくなったHDDをバックアップ対象にしていたら、Time Machineから簡単に復元出来たのだと思うけど、他にも接続しているSSDがあって、それをバックアップ対象にしていたので、3TだとHDDの方もバックアップの対象にする余裕がなかったので、していませんでした…。
出来上がったイメージファイルをダブルクリックしてマウントさせると、無事にデータを見ることが出来ました。
マウント出来なくなったHDDは『コンテナdisk○』の上に表示されているそのHDDのパーティションマップ(?)を消去すれば再フォーマット出来て、また普通に使用することが出来るようになりました。
なので、ディスクイメージ内のデータを、また元のHDDに戻しました。
今回の件は、今までMacbookをシングルユーザーで使用していたのだけど、ユーザーアカウントを一つ追加してからHDDがマウント出来なくなったので、APFSファイルシステムの暗号化のバグではないかと思っています。
分かりにくい文章かもしれませんが、同じ症状の人の役に立ちますように。